『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のマイルスはTVAに剪定されるのか?運命とマルチバースの仕組みを解説

外国映画

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』では、マイルス・モラレスが本来存在しなかったはずのスパイダーマンになったことで、ミゲル・オハラから「運命を壊した存在」のように扱われます。そのため、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のTVAのような組織が存在した場合、マイルスは剪定対象になるのではないかという疑問が生まれます。

この記事では、スパイダーバースの世界設定とMCUのTVAの役割の違いを整理しながら、なぜマイルスが剪定されないのか、そしてカーン時代のTVAならどう扱われた可能性があるのかを解説します。

マイルスは本来スパイダーマンになる運命ではなかったのか

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』でミゲル・オハラが問題視しているのは、マイルスが単純に別世界のスパイダーマンになったことだけではありません。

マイルスの世界では、本来その世界のスパイダーマンになる予定だった人物がおり、そこへ別のアースから来た蜘蛛が入り込んだことで、マイルスが能力を得ました。この出来事によって、本来の歴史とは異なる流れが生まれています。

しかし、重要なのは「予定された歴史から外れた存在」と「宇宙を破壊する異常な存在」は必ずしも同じではないという点です。

MCUのTVAが剪定していたものとは

MCUドラマ『ロキ』に登場するTVAは、時間軸を監視し、カーン(在り続ける者)が作ったとされる「神聖時間軸」から外れる分岐を剪定していました。

カーン時代のTVAの目的は、自由なマルチバースの発生を防ぎ、別のカーンが誕生する可能性を消すことでした。そのため、TVAにとって重要だったのは、その人物が正しい運命を歩んでいるかではなく、時間軸がカーンの管理下にあるかどうかでした。

例えば、ある人物が本来とは違う職業についたり、別の選択をしたりするだけでも、神聖時間軸から大きく外れれば変異体として処理される可能性がありました。

スパイダーバースの世界ではTVAのルールが存在しない

マイルスが剪定されない最大の理由は、そもそもスパイダーバースの世界とMCUの時間管理システムが別の仕組みで動いているためです。

スパイダーバースでは、複数のアースが存在し、それぞれの世界には異なる出来事や人物の歴史があります。ミゲル率いるスパイダー・ソサエティは、宇宙の安定を守ろうとしていますが、TVAのように「唯一の正しい時間軸」を維持しているわけではありません。

つまり、マイルスは「予定外の存在」ではありますが、TVAが管理するような違法な時間改変を行った人物とは扱われていません。

ミゲルがマイルスを危険視した理由

ミゲルがマイルスを問題視した理由は、単純な時間犯罪者だからではありません。スパイダーバースでは「カノンイベント」と呼ばれる、スパイダーマンに共通する重要な出来事が存在すると考えられています。

例えば、大切な人を失う経験や、ヒーローとして成長するための苦難などが、多くのスパイダーマンに共通する運命として描かれています。

ミゲルは、マイルスの存在によってそのパターンが崩れ、宇宙そのものが不安定になる可能性を恐れていました。しかし、これはミゲル自身の理論であり、絶対的な宇宙の法則として確定しているわけではありません。

もしカーン時代のTVAがマイルスを発見したらどうなるのか

では、もしカーンが支配していた時代のTVAがマイルスの存在を知った場合、剪定されたのでしょうか。

可能性としては、剪定対象になる可能性はあります。なぜならマイルスは、本来そのアースに存在しなかった能力を得たことで、大きな歴史改変を起こしているからです。

ただし、TVAが必ず介入するとは限りません。MCUのTVAは基本的に時間軸の管理組織であり、別作品の宇宙にまで干渉している描写はありません。また、マイルスの変化が時間軸を破壊するほどのものかどうかも判断基準になります。

ロキがTVAを変えた後なら剪定されないのか

『ロキ』の終盤では、ロキが時間軸を守る立場となり、TVAの役割そのものが変化しました。

カーンが管理していた時代のTVAは自由な分岐を危険視していましたが、新しいTVAは増え続ける時間軸を監視する組織になっています。

そのため、ロキ後のTVAであれば、マイルスのような「新しい可能性を持つ存在」を単純に剪定する可能性は低いと考えられます。むしろ、その世界が危険な状態になるかどうかを観察する立場になるでしょう。

まとめ|マイルスはTVAにとって必ずしも剪定対象ではない

マイルス・モラレスは、本来の予定とは違う形でスパイダーマンになったため、スパイダー・ソサエティから問題視されました。しかし、それはMCUのTVAが管理する「時間犯罪」とは性質が異なります。

カーン時代のTVAなら介入する可能性はありますが、必ず剪定されるとは言えません。重要なのは、マイルスの存在が宇宙を破壊する異常なのか、それとも新しい可能性を持った分岐なのかという点です。

スパイダーバースが描いているテーマは「決められた運命に従うか、それとも自分自身の未来を選ぶか」です。そのため、マイルスは単なるバグではなく、マルチバースの新しい可能性を象徴する存在として描かれていると言えます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました