『ミッドサマー』などのA24制作のホラー映画にハマった方に向けて、ジャンプスケアやグロテスクな描写が中心ではない、もっと深くて精神的に怖いホラー映画をご紹介します。心に残る不気味な雰囲気や、異常な世界観を楽しめる作品を厳選しました。洋画、邦画など、さまざまなジャンルでおすすめの映画を見つけましょう。
1. 『The Witch』 (2015)
『The Witch』は、17世紀のニューイングランドを舞台にしたA24制作の心理的ホラー映画です。ジャンプスケアは少なく、むしろ不気味で閉塞感のある雰囲気が支配的。人間の恐怖と狂気、そして宗教的な信仰がテーマとなっており、細部にわたるリアリズムが恐怖を引き立てます。
2. 『Hereditary/継承』 (2018)
『Hereditary』は、A24による現代のゴシックホラーの名作です。家族の中に潜む恐怖と、衝撃的な展開が心に残ります。グロテスクな描写があるものの、ジャンプスケアに頼らない巧妙な演出と精神的な恐怖が特徴です。
3. 『The Babadook』 (2014)
『The Babadook』は、心理的な恐怖と感情の葛藤に焦点を当てたホラー映画です。母親と息子が向き合うべき恐怖が描かれ、外的な怪物ではなく心の中の恐怖を描くことで、観客を不安にさせます。グロい描写がなくても、どこか得体の知れない恐ろしさを感じることができる作品です。
4. 『羅生門』 (1950)
『羅生門』は、黒澤明監督による日本の名作で、ホラー映画のジャンルに含めることができる不気味さがあります。事実を証言する人々の視点が異なることで展開される物語の中に、深い人間の内面と不安を感じ取ることができます。ジャンプスケアやグロ表現はありませんが、心理的な恐怖は十分に味わえます。
5. 『The Others』 (2001)
『The Others』は、ニコール・キッドマンが主演するゴシックホラーで、静かな恐怖と意外な展開が特徴的です。物語は、家族が住む家の中に潜む不可解な現象を追い、視覚的に不安定さを感じさせる演出で進行します。ジャンプスケアや血生臭い描写はなく、むしろ暗い陰影の中でじっくりと恐怖が迫ります。
まとめ
ジャンプスケアやグロテスクな描写に頼らないホラー映画を求めているなら、これらの作品は心理的な怖さを十分に楽しめるものばかりです。A24制作の作品をはじめ、精神的に不安を煽るストーリーテリングとキャラクターの内面的な葛藤を深く掘り下げた映画が多いです。ぜひご覧になって、心の底から恐怖を感じてみてください。
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