世界興行収入ランキングを見ると、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』が1位として紹介されていることがあります。一方で、以前は『アベンジャーズ/エンドゲーム』が歴代最高興行収入を記録したというニュースを覚えている人も多いでしょう。
実際には、両作品の順位は公開後の再上映や追加上映によって何度も変化しています。この記事では、『アバター』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』の興行収入争いの流れや、再上映分がランキングに含まれる仕組みについて解説します。
映画の世界興行収入ランキングは、一度公開された時点で固定されるものではなく、その後の上映による追加収入も合算されるため、順位が入れ替わることがあります。
一時的にアベンジャーズ エンドゲームが世界興行収入1位になった理由
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年に公開され、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の集大成として世界的な大ヒットを記録しました。
公開当初から圧倒的な勢いで興行収入を伸ばし、2019年7月には、それまで世界興行収入1位だった『アバター』を上回りました。
この結果、一時的に『アベンジャーズ/エンドゲーム』が歴代最高興行収入の映画となり、多くのメディアで「アバター超え」と報じられました。
アバターが再び1位になったのは再上映による追加収入が理由
『アバター』は2009年に公開された映画ですが、その後も特別上映や再上映が行われています。特に2021年には中国での再上映によって興行収入が追加され、世界累計興行収入が増加しました。
さらに2022年には続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の公開に合わせて、日本を含む各国でリバイバル上映が行われました。
これらの再上映による収入も公式の世界興行収入として加算されるため、『アバター』の累計記録は更新され、再び歴代1位の座に戻りました。
映画の興行収入ランキングは再上映分も含めて計算される
映画の世界興行収入ランキングでは、基本的にその作品が劇場公開によって得た累計収入が集計対象になります。そのため、初公開時の数字だけではなく、後年の再上映や特別上映で得た収入も合算されます。
例えば、過去の名作映画が記念上映されて興行収入を追加すると、公開から何十年も経った作品のランキング順位が変わることがあります。
そのため、「公開当時の最高記録」と「現在の累計ランキング」は必ずしも同じではありません。
アバターとエンドゲームの興行収入推移
| 作品 | 公開年 | 特徴 |
|---|---|---|
| アバター | 2009年 | 映像技術への評価も高く、再上映で累計収入を伸ばした作品 |
| アベンジャーズ/エンドゲーム | 2019年 | 公開時の爆発的ヒットで一時的に歴代1位を獲得 |
『エンドゲーム』は公開直後の勢いが非常に強く、短期間で歴代最高記録を更新しました。一方で、『アバター』は長期間にわたって上映や再上映を重ね、徐々に累計額を伸ばしてきた作品です。
つまり、両作品の記録は単純な勝敗ではなく、「公開時の勢い」と「長期間にわたる興行の積み重ね」という異なる強みによって生まれています。
なぜアバターは何度もランキング上位に戻れるのか
『アバター』が長期間にわたって支持される理由の一つは、映画館で見る価値が高い作品であることです。美しい映像表現や3D技術は、大画面の劇場体験との相性が良く、再上映の需要があります。
また、続編公開などのタイミングで過去作品への関心が高まり、再び劇場で観たいという観客が増えることも大きな要因です。
一方で『アベンジャーズ/エンドゲーム』も、世界中のファンから支持された歴史的な作品であり、公開時の記録的な興行成績は映画史に残るものとなっています。
まとめ
『アバター』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』の世界興行収入ランキングの変化は、再上映による追加収入が大きく関係しています。
『エンドゲーム』は2019年に公開時の勢いで『アバター』を抜いて一時的に歴代1位になりましたが、その後『アバター』が再上映による収入を加算し、再びトップに返り咲きました。
世界興行収入ランキングは公開時点の記録だけではなく、その後の上映による累計で決まるため、今後も新作映画や再上映によって順位が変化する可能性があります。


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